テクノプランター跡地

このWebサイトは1998年度アイディア対決ロボットコンテスト高専部門に出場した鶴岡工業高等専門学校Aチーム・テクノプランターについてまとめています。

エピソード:全国大会向けアップデート(没ネタ)

停止島選択機能

テクノプランターは緑島は完全に無視するコンセプトでしたが、戦略上1点取りたいシチュエーションを想定して緑島を取るための方法を模索していました。

そこで挙げられたのが「種子の射出時に赤黄島で止まるか緑島で止まるかを決めることができる」という仕組みです。狙う島の色を選択するボタンを押しながら射出するという操作でした。

実験レベルでは出来ていましたが、結局は実装されませんでした。 種子の出力アップで発覚したノイズ対策を優先させたためです。

なお緑島獲得については最終的にはTechno Extraを別途搭載することで実現しています。

センサーかく乱種子

新潟出身のメンバーがいたため全国大会の前に関東甲信越大会の録画を入手することができましたが、その際に越号NAGAOKA(長岡高専)を観て「あの帯を踏んだらセンサー誤反応起こしちゃうよね」という感想から、幅広の帯を展開してカラーセンサー搭載機をかく乱させるという機構を考えました。

簡単な試作は行なった記憶はありますが、実際に搭載はしていません。全国大会ではカラーセンサー利用の出場機が少数という状況でしたので結果オーライでした。

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試作風景

ラクテックキャノンを積む

東北地区大会であれだけのインパクトと得点力を示したガラクテックキャノンをこのまま終わらせるのは惜しい、という思いがチームにはありました。*1

また、直線的に種子を展開することしかできないテクノプランターはフィールド上に壁を作られれしまえばそこで終わってしまうため、三次元的な種子展開ができるガラクテックキャノンのランチャー搭載は非常に魅力的なオプションでした。

具体的にどのようにマウントするかなどの議論や調整はありましたが、冷静に考えると「さすがにマズいだろう」という雰囲気から結局この案は流れています。

しかしながら、フタを開けてみると地区大会の2台をミックスしてきた高専があったこと、結局壁に阻まれ敗退してしまったことを考えるとガラクテックキャノンを積んでいたらどうなったのだろう、という思いも残る終わり方となりました。

*1:1998年の鶴岡高専はABチーム両方とも同じチーム組織からの出場